古典芸能の楽しみ方

「難しい」「敷居が高い」と言われる古典芸能も鑑賞するポイントが分かれば面白みも出てきます。そんな見どころなどをご紹介します。

待ってました!成田屋!

遂に、「市川團十郎」の名跡が甦ります!

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2020年(令和2年)に行われる予定だった、十三代目 市川團十郎の襲名披露公演が、遂に今年11月から始まることが発表されました。

 

実に2年越しでの襲名実現で、歌舞伎界にとっては令和最大の公演になるのは間違いないでしょうね。

コロナ禍で予定が大幅に狂ってしまい、さらには色々と歌舞伎以外の話題がメディアで取り上げられたりと、海老蔵丈にとっても、新たに八代目 市川新之助を襲名する息子の勸玄くんにとっても、もやもやした期間が続いたことでしょうが、これでようやくひと区切りつけるというものです。

 

今のところは、11月と12月の歌舞伎座の公演のみが発表されているようですが、御父上である十二代目 團十郎上の襲名では3カ月連続で興業が行われたので、ひょっとすると来年1月の初春公演も襲名披露公演になる可能性は高いでしょう。

 

その後は、全国各地を巡業で周るわけですが、少なくとも6月は博多座の「六月博多座大歌舞伎」、7月は大阪松竹座の「七月大歌舞伎」が間違いなく襲名披露公演になると思われます。

また歌舞伎座5月恒例の「團菊祭」も当然、襲名披露公演になるでしょう。

そしておそらく最後は、12月京都南座の「吉例顔見世興行」が、襲名披露の締めくくりになると思われます。

 

いずれにしろ、他の役者の襲名披露公演とは、比べ物にならないくらい華やかな公演になるのは間違いない、今回の團十郎襲名披露公演。

今から年末が待ち遠しいですね。